かぽの、のんびり作詞blog~

出汁の出ないとんこつ事、かぽが少し背伸びをしてるけど、どこかかぽらしい、そんな詞をお届けします!また、引用・転載はお断りいたします。

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

期待に

Tシャツからはみ出るのは 少しだけ焦げた肌 思い出を遠くにおいてきて 私の事を忘れたなんて言わないで 生まれた場所に帰れば あの頃にだって戻れる 淡い期待ステップにのせて 日差しの強い今日を 下って下って下っていけば もしかしたら忘れた記憶ですら 思…

誤答

板書にない正解を探すような毎日に もう、私は飽き飽きなんだよ 窓ガラスの向こうには活気のない 季節の終わりの景色 暗号のような数字との格闘の毎日に どう私は踏ん張ればいいんだよ 「あと少し」とかそんなウソを求めてない 嗚咽で今が終わってしまいそう…

蜘蛛の糸

昨日よりも重い空に 押し潰されそうになりながら 「私だって頑張っている」と そっと呟いてみる あの厚い雲より上にいる人が 雲を掻き分けて、私をここから 抜け出させてくれやしないかな 自分勝手でいつも逃げ出す だけれども私だっていつか ちゃんと一人で…

走り方

生まれてから何度も走った それなのに今走り方を忘れている どうして諦めることを知ったんだっけな どうして諦めることを強いられたんだっけな 耳でも聞こえる鼓動に少し荒れた息 何の言葉ももう耳に入りやしない 高みを望む勇気 そんなものを何処かに置いて…

夏休みの最後に終わることを惜しみながら書いたもの

嗚呼、もう終わるんだと そう、気付いた一秒目は 何かを探しに行くようにさ 死んでいったんだよ 望んだものを手に入れられなかった 進んだ日々が今日の明日の ”何か”に変われたら 爪の先で確かめるように 指の腹で頬をつつくように 優しくしていたって 深く…

臆病者の言い訳文

人差し指で募れるのは ほんの少しだから 仕方なかったんだ 嫌われること、切り捨てられること そんなことには慣れている 地球は円くても端っこはあって それを知っていながら 回り続けてしまうのだから いつしか消えたくなるのだろう 人差し指で募れるのは …

反抗期

歩道橋の上から眺めてみた いつもの通り道を通り過ぎる人たちのことは 何も知らないはずなのに繋がれる気がした 放課後の何にも縛られない時間 友達に合わせるような口も 約束に捉われるような身も ローファーを履いた時に見渡せる景色も違うし あの人もあの…

はっじめのいーっぽ!

惨めな自分と今別れよ 真面目に悩むのも今やめよ 初めは誰でも怖いもの ただ、逃げずに進んだ先に何かある その盾と矛でどう戦うかも そう自分を誇って信じぬくかも 正解はいつも枝分かれ 後悔で今が終わらないように 欠けてるもののせいで諦めるんじゃなく…

meMORY

幼いころの思い出は いつでも誰かと一緒にいたことばかり よく考えたら一人での思い出って あんまりないのかもしれない 一人ぼっちで悲しい時でさえ心に残るのは 本当はきっと誰かが寄り添ってくれていたから そうだ、いつも誰かが輝かせてくれていたんだね …

まだ読み切れていない本 間に合わなかったな、って 結末を知らないまま返したんだけど 今ならあれがどう終わるかわかる気がする きっと笑っては終わらないんでしょ 貴方が栞代わりに挟んでいたものは いつかの写真で泣きそうになったのは秘密 すぐに逢える距…

たくさんの言葉の意味を知っていくたびに 傷つきやすくなったのはどうしてだろう 何一つ世界の物を知らなかったころは 見るものすべてが輝いていたはずなのに 傷つきたくないから傷つけないようにする 一人にならないように誰かの真似をする 一度も正解なん…

E少女

私は所詮脇役の脇役 友人Eくらいだったんだろう 別に第三者からのAの座はいらない どうか私のことを心の中で 友人Aだと思っていてほしかった 少し遠くからじゃなければ 周りを見渡すことなどできない 近いと見えないことだって 私はきっと知っていたはずなの…

夏休み終わる…

太陽が海に沈んでって今日の終わりが空で輝く 沢山の後悔と後ろめたさを 捨てて忘れたふりをして明日へ行ってしまう 憧れと相反した私の毎日 起きて食べて寝てまた新しい日が始まる 別に好んでこう生きているわけでもない 起きない革命を胸の奥で待ってるん…

小指の無いピノキオ

”約束は破るためにある” 貴方はあのときそう笑ったんだっけな 約束破りの小指はなくなり 嘘をついたものの鼻は伸びる そんな不幸に逢うはずだろう それなのにどうしてそんな風に笑えているんだよ 貴方の小指は赤い糸で結ばれるわけじゃなくて 願いを込めたピ…

歯磨き

24時41分 いつもより遅い時間に歯磨きをした 私の昨日はまだ終わっていないんだ 意味もなく長居をする洗面所の鏡の前 空気しか入っていない歯磨き粉を 振っても振っても変わらないのと同じ 空気しか入っていない風船を 割っても割っても満たされないのと同じ…

アンクレット

小さいころから誰かに好かれたくて 大きくなったらずっと大切にされたくて 今までたくさんの言葉を紡いできたけれど すべて、貴方にもあげるよ 意地悪だから嫌われることも多くて 優しくなれたら誰かを笑顔にしてあげたいって 今でもそれは叶っていないかも…

太陽が

今日は太陽が昇ることを忘れた 何千年、何億年の 当たり前が今日、崩れた そんなこともあったし 君が僕の事を忘れて遠くに行くなんて ちっぽけなことだった 恋は瞬き 愛は永久 いや、でも永久なんて無かったんだ 今、目をつけられなくて失くなったんだ それ…

弱い声

何度も何度も傷つけた 何度も何度も殺した アイツのすべてが嫌いだから 劣っているところを片っ端から笑った 本当は知っている 自分の方が劣っていることくらい アイツに勝てることがあるのを探すくらい 自分は弱い奴なんだろう 自分がここにいる意味を自分…

過ち

貴方が気を遣いすぎて 真っ直ぐじゃなくなった言葉が 私の心を突き抜けるときに とても、とても痛いんだよ 無理に笑う姿も見慣れてないせいなのかな 傷口が広がるような気がするの 悔いばかり残るのも慣れてないせいなのかな 私は貴方の何を信じて何をわかっ…

嫌い

美しい言葉も綺麗な景色も 知っているつもりだけれど そんなもの別に好きなんかじゃない 綺麗なものがある限り汚いものも 在り続けるんだろう 道端に生えた雑草は 当然のように踏みつけられて 生まれる前から大切にされて 死ぬまで大切にされることは きっと…

ギターで途中まで曲をつけたことがあるやつ。

綺麗な花が咲きました 貴方を想って育つでしょう 美しい歌が出来ました 貴方に想いは届くでしょうか まだわからないけど いつかは届くはず 大好きだよ 大好きだよ 口にすれば苦しくなる、切なくなる いつだって 私ばかり想っているんだもん 嫌いになれば楽に…

伸びない私

思ったより伸びなかった背を 靴で誤魔化してみたんだ 君が「変わったね」って微笑むけど 私は何も変わってなんかいないんだよ 願ったとこ届かなかった手を 嘘で誤魔化してみたんだ 君に「笑ってよ」って微笑むけど 私は苦しんでいるんだよ悲しいんだよ 慰め…

ハグの日なんて知-らないっ

私とあなたを縫うように繋げてくれる風 左で結った髪を見てほしくて 右側を歩いてみた あの日あなたが言った言葉 あの日あなたが射った弓矢 心の中で動くとまだ痛くて動けなくて あの日あなたを知った気がした 夢を見れない一日終わった シーツに残ったまま…

走馬灯

私がもう生まれ変われなくて 最後の走馬灯を見るときに ずっとずっと想ってるなあなたのことを 見つめてしまうんだろうな 使い古されて価値すら薄れてしまったような 言葉でしか言えないけれど ずっとずっと好きなのあなたのことを もしも、もしも もう一度…

シンデレラ

私は貴方の知らない私になる前に ここを去るから どうか私はただの幻だと思っていて欲しいの 明日になれば私たちは 何の関係もない人たちになるから 貴方に私の事を探してほしい そんな風に求めてなんかいないから ちゃんと片づけていくから けれど、忘れな…

信号

いつも長いあの信号 空は汚い色 走ればきっと間に合ったんだ けれど走る意味もないしそんな力もないから 私の時間は無駄で埋まっていく 知らない人に追い抜かされていく 「あした」に明るい日という当て字をつけて 咲かない花に枯れたなんていうんでしょって…

不幸者

あの子は自分が不幸だと言ってた 私はその子を不幸だと思った 自分が幸せだって気付けていないから 私が生きることで殺されるために生まれた命を 私はこれからも背負って 生きていかなければいけない きっと本当に不幸なのはそんな彼らであって そして彼らを…

かき氷

未来まで透けて見えてしまいそうな プラスチックのボトルに入った マンゴー味のかき氷 君はきっとあの子と来てるだろうなって 思ったらこのかき氷に この気持ちを混ぜて水にしてやろうって この気持ちをしっかりなくしてやろうって 通行止めの道路に ぽつん…

歌を

音符をこっそり噛み締めて 歌詞を私の声に溶かしてみる 誰かのために歌う訳ではない 私はあの歌を大切に思っているんだ 貴方の声にも私の歌詞を載せてよ もしかしたら繋がれるかもしれない 朝の数だけ夜があっても 今、私の 泣いた数と泣き止んだ数は違う 拳…

袖口にまだ貯まったままの憧れが 捲れば溢れ出てきて いつかの夢が叶うかもしれない ずっとずっとは走れなくても 歩いても止まっても絶対戻らない 足りないものに文句を言うんじゃなくて 今あるものにちゃんとありがとうって言いたい 今からちゃんと進みだす…