ショートカット
私、ある日聞いてみたの
「ロングとショートどっちが好き?」
貴方があまりにも俯いて
「ショートかな」っていうから
ずっとずっとロングだった私には
短すぎるのは難しくて
きっときっとこれくらいでもいいはず
中途半端な長さが苦しくて
ねぇ、私知っちゃったんだよ
貴方の隣にいたのは綺麗なロングヘア
ねぇ、明日になったときには
貴方のことをちゃんと忘れられてるかな
私、ある日聞いてみたの
「どうせ、本命もらえないんでしょ」
義理という肩書きを持たせて
貴方に私の想いを頬張って欲しかった
今年は貰えるからってピースサイン
私はあげちゃいけなんだというサイン
溶かして固めただけの愛
だけれど何よりもずっと固い
私、ある日決めたんだよ
貴方の好みのためじゃなくて
ショートカットにすることを
中途半端なんかじゃない
白状書
「死にたい」とこぼれた言葉に
かけられた嫌な肩書きが
まだ喉を通り切っていない
会いたいと思える人もいない
あげられるものももうない
からここにいる意味なんてない
笑いごとで済ませないで
笑われものにさせないで
壊された心はもう治りやしない
生きろとか言っているなよ
生きた末犯した罪を
代わって償えないだろ
言い訳に溺れてるなよ
言った末殺した事実
甘えて逃げてるのはお互い様