かぽの、のんびり作詞blog~

出汁の出ないとんこつ事、かぽが少し背伸びをしてるけど、どこかかぽらしい、そんな詞をお届けします!また、引用・転載はお断りいたします。

ガーネット

 あなたがくれたときは

 温かかったはずのココア

 いつ冷めたんだろう

 気付けなくてごめんね

 

 涙に暮れたときに

 暖かかったはずの心に気付いたんだよ

 何もできなくてごめんね

 

 花なんていつか枯れてしまうでしょう

 いつだってそんなことしか考えてなかった

 

 

 口に含んだココアが冷たくて

 頬を伝う涙も冷たくなって覚めた夢

 不意に口ずさんだあのときの歌 

 好きでもなかったのにどうしてだろう

 

 私が好きなのは歌じゃない

 ほらもう認めざるを得ない

 

 

 

 

 

暖冬

 この白い息も

 寿命を知って生まれたのなら

 知らなかった私の方が馬鹿なのかもね

 

 あなたの言葉も

 「いつか枯れ果て消えゆくのなら

 いらなかった」って思っていたけれども

 あって本当によかった

 

 耳よりも心よりも深いところで

 幾度となく繰り返される

 意味よりも言葉よりも重い何かが

 まだ温かいままあるんです

 

 

 後悔が私を包んで温かいのかもね

 過ちに気付けてやり直せたわけではないけど

 幸せです

 

 これ以上の幸せがないことを祈ってる

 

Friend

 知らないことも多いのに

 知っていることも多い気がしてる

 忘れあう事があっても 

 それでも今があるならばいいよ

 

 抱え込んでるものの重さも

 逢う前の出来事なんかも 

 知らないけど

 今は今はまぁまぁ唄おうよ

 

 

 背伸びしても届かないなら

 飛んで跳んでいけばいい

 無理してでも叶えたいなら

 泣いて乗り越えて進めばいい

 

 

 私は唄でも謳おうかな

あんたなんて

 負け組だからなによ

 危ういことばかりでもう嫌だ

 

 誰かの言葉が小石のよう 

 気にしていないのに

 つまずいてる私

 飛び跳ねて渡れば

 小石につまずくこともないかな

 

 

 あんたの予想なんて

 すぐひっくり返してやる

 私は悲劇のヒロインじゃない

 喜劇のヒロインになるの

 

 あんたの理想なんて

 すぐぶっ壊してやるの

 私はあんたのものなんじゃない

 私は私なんだってば

 

 

 

 

 

愚か者で

 思ってもいない「ありがとう」

 言い慣れてしまったけれど

 貴方にまた伝えたい

 

 思ってもいない「ごめんね」は

 鞭で叩かれて吠えた言葉

 

 負け犬だからなんなんだ

 焦らなくてもいいじゃんか

 日に日に私が私じゃなくなってく

 

 鏡のずっと向こうでは

 変わっていないくせして…

 活き活き何て私はしていないけど

 

 

 ありがたくもないし

 詫びたいわけもないし

 自分を貫くほど強くもなければ

 抵抗否定するほど余裕もない

 

 いい人だなんて言わないで

 そのレッテルが邪魔をして動けない

 悪い人とでも言って嫌ってよ

 こんなこと考えると愚か者です

 

黙ってろ

 嘘でも良かった

 分かって欲しかった

 余計な慰めは要らなかった

 

 下書きで消した夢とかは

 もう無くなった もう失くなった

 

 私は馬鹿なんだ

 気付いて欲しかった

 必死に笑ってることさえも

 

 

 散らかった部屋は居心地がいい

 見つからないものが沢山あるから

 綺羅めいたものはもうどうでもいい

 輝けない私を愛して欲しいから

 

 言葉なんていらなかった

 傍に何ていなくてよかった

 6畳の片隅で泣いてみた

期待きたい

 期待してもいないのに裏切られるたびに 

 「絶望」という文字が頭をよぎった

 

 嘘で固まった丸い地球

 黒に染まった誰かの心

 

 「何も持っていない」って

 君は言うけれど知ってるんだ

 本当は持ってんだろ

 

 期待できることに期待してみた

 白でも黒でもないこの場所は

 名を持たないべきだった

 それなのに

 

 涙の一滴

 海に消えて 汚れて消えて嘘になった

 明日への期待も

 どこか消えて 忘れて無くして捨てたいんだ