かぽの、のんびり作詞blog~

出汁の出ないとんこつ事、かぽが少し背伸びをしてるけど、どこかかぽらしい、そんな詞をお届けします!また、引用・転載はお断りいたします。

あなたへ声を

 あなたへ声に

 一番近い私の叫びを

 「新しい毎日を

 ちゃんと過ごしてね」

 

 あなたへ声に

 乗せて言いたい事ならあったの

 あなたらしい毎日を

 ちゃんと生きてね

 

 世界から見れば小さな私でも

 私の中の私は全部なんだ

 大切にされたいの

 今日も空は奪っていった

 

 

 あなたが声を

 心に直接渡すようには

 唄えるわけじゃないけれど

 

 あなたと私の声はもう

 いつかのように重なり合う事もないし

 いつの日にかまた絡み合う事もないよ

 

 

 

 

フィルム

 心の片隅にあるいつかの笑顔

 オレンジを覆うグレー

 そういうことなんだろう。

 

 散った感情は落ち葉と一緒に踏み潰されて

 切った同情は弱いんだって認めたくなくて

 

 静止画になった笑顔は

 もう動きやしないんだって

 いつかモノクロになっても

 愛し切れるかわからない

 

 ずっと思い続けていたのに

 

意志

 泣きたいときがこれからも

 何度も何度もあるかもね

 なりたい自分を見失う

 ずっとそれも続くのかな

 

 世界が逆回転して

 君の涙が止まらなくなる

 願いが逆流をして

 今も明日に向かっている

 

 

 雲が知らぬ間に流れていく

 私もあんなんでもいいのかな

 紐が知らぬ間に解けていく

 抱えていたものがなくなるなら

 

 道がなくても真っ直ぐじゃなくても

 私が歩いて道にすればいい

 

 

 

Before

 夢は高く 空は高く

 「届かない」くらいがちょうどいいんだと

 道は狭く 誰もいなくても

 一人でも進まなくちゃね

 

 輝くものばかり横目に移ってしまう

 浅はかなばかり まだ私は真っ青だ

 

  

 夢を甘噛みして逃げるくらいなら

 砕け散ってでも立ち向かえたのなら

 帰りたい場所なんて今はなくても

 いつかきっと見つかると信じたいから

後れ毛

 頬を撫でるような風が嫌い

 頬を殴られようがまだいいな

 嫌いになる理由ならばあるのに

 今日も嫌えずに日が暮れたよ

 

 歪んだ心を埋めるように

 解けた気持ちを留めるように

 結ってみたポニーテールには

 

 

 揺らいでも揺らいでも

 ここに居れると思っていたんだ

 はみ出ていたものは届かないまま

 

 疲れても疲れても

 進むべきだと思っていたんだ

 アイデンティティーなんてわからないまま

 

 

 

帰り道

 下り坂 帰り道 光る街

 「きれいだね」

 やっと言えた言葉

 

 縋り付いた 細い糸 痛い傷

 「もういやだ」

 やっと言葉になった

 

 息を止めていた方が楽なのに

 意味がわからない方が楽なのに

 求められることを求めて

 正しい方へ無駄に進もうとする

 

 

 「きれいだね」って言ったら

 「勿体ないじゃん」って言うから

 もう何も言えなくなったんだ

 

 この数瞬でも何かが

 私のせいで生きられなくなって

 どの道を通っても答えが

 見つからないのならば帰ればいい

 

いくまえに

 青空に透けたこの手の平

 白い月までも遠くない

 右往左往もしない毎日

 

 青空へ抜けて溶けて行った

 愛しい帰らぬその魂

 ずっと会おうとしていたけど

 やっと会えるね

 

 紡いだ言葉も届けずに死んだ

 謳った青春も絞り粕になった

 

 

 明日も明後日も明々後日も

 星が舞い落ちてくる

 もう君から遠ざかることはない

 毎日君に近づいていく

 

 あと少しで会えるよ 

 白い月も手に届くだろう