かぽの、のんびり作詞blog~

出汁の出ないとんこつ事、かぽが少し背伸びをしてるけど、どこかかぽらしい、そんな詞をお届けします!また、引用・転載はお断りいたします。

共依存

唇の動き 幽かな微笑み 押さえる前髪 艶めいた瞳 『人と人は支え合っている』 夢から醒めない 小さな歪み 押さえた気持ち 揺らめいた瞳 支え合う事はいずれ崩れる事 明かせない話せない秘密もなくはない 渡せない離さない、格好付けた台詞 僕だけが依存して…

ショートカット

私、ある日聞いてみたの 「ロングとショートどっちが好き?」 貴方があまりにも俯いて 「ショートかな」っていうから ずっとずっとロングだった私には 短すぎるのは難しくて きっときっとこれくらいでもいいはず 中途半端な長さが苦しくて ねぇ、私知っちゃ…

純情はいつもいつも 群青の色のようになる いつかの青い日 知らぬ間に汚されて まだ夢を見たいんだ 今しかできないことをしようと 踏み出した僕、水面映す 如何なることもうなずかなければ 振出しに戻ると皆言ってる 一人が怖いわけじゃないと 口では言って…

和音

声が重なった 汚い音だった もう聞きたくないくらい 汗が染みってった 要らない言葉だった もう知らないふりをしたい 「不協和音だ」 「合わないね」 言い訳になってないよ 「苦労、無意味だ」 「ああそうだね」 納得している暇はない 歩み寄りもせず 美しい…

消えてしまえば

嫌なことと 嫌いな人に 囲まれる毎日で 愛想ふりまくことに 気を配る毎日で 生きてる心地がしなくても 殺されないように今日も笑う 言われた通りにしかできないスピーカー 言われたこともできないくせにクレーマー 有難くもない励ましを蹴る 「世界は悪くな…

トラスロッド

挫折を繰り返して 憧れていたものも諦めた 会えることを願って 運ばれてきた夢に乗ってみた ”口が達者になったわね” 言いたいことが貯まったから ”愚痴が多くなったわね” 今まで抑えていたんだよ 自分も知らなくていい自分を 誰かに知られたくはなかった も…

白状書

「死にたい」とこぼれた言葉に かけられた嫌な肩書きが まだ喉を通り切っていない 会いたいと思える人もいない あげられるものももうない からここにいる意味なんてない 笑いごとで済ませないで 笑われものにさせないで 壊された心はもう治りやしない 生きろ…

ガーネット

あなたがくれたときは 温かかったはずのココア いつ冷めたんだろう 気付けなくてごめんね 涙に暮れたときに 暖かかったはずの心に気付いたんだよ 何もできなくてごめんね 花なんていつか枯れてしまうでしょう いつだってそんなことしか考えてなかった 口に含…

暖冬

この白い息も 寿命を知って生まれたのなら 知らなかった私の方が馬鹿なのかもね あなたの言葉も 「いつか枯れ果て消えゆくのなら いらなかった」って思っていたけれども あって本当によかった 耳よりも心よりも深いところで 幾度となく繰り返される 意味より…

Friend

知らないことも多いのに 知っていることも多い気がしてる 忘れあう事があっても それでも今があるならばいいよ 抱え込んでるものの重さも 逢う前の出来事なんかも 知らないけど 今は今はまぁまぁ唄おうよ 背伸びしても届かないなら 飛んで跳んでいけばいい …

あんたなんて

負け組だからなによ 危ういことばかりでもう嫌だ 誰かの言葉が小石のよう 気にしていないのに つまずいてる私 飛び跳ねて渡れば 小石につまずくこともないかな あんたの予想なんて すぐひっくり返してやる 私は悲劇のヒロインじゃない 喜劇のヒロインになる…

愚か者で

思ってもいない「ありがとう」 言い慣れてしまったけれど 貴方にまた伝えたい 思ってもいない「ごめんね」は 鞭で叩かれて吠えた言葉 負け犬だからなんなんだ 焦らなくてもいいじゃんか 日に日に私が私じゃなくなってく 鏡のずっと向こうでは 変わっていない…

黙ってろ

嘘でも良かった 分かって欲しかった 余計な慰めは要らなかった 下書きで消した夢とかは もう無くなった もう失くなった 私は馬鹿なんだ 気付いて欲しかった 必死に笑ってることさえも 散らかった部屋は居心地がいい 見つからないものが沢山あるから 綺羅めい…

期待きたい

期待してもいないのに裏切られるたびに 「絶望」という文字が頭をよぎった 嘘で固まった丸い地球 黒に染まった誰かの心 「何も持っていない」って 君は言うけれど知ってるんだ 本当は持ってんだろ 期待できることに期待してみた 白でも黒でもないこの場所は …

あなたへ声を

あなたへ声に 一番近い私の叫びを 「新しい毎日を ちゃんと過ごしてね」 あなたへ声に 乗せて言いたい事ならあったの あなたらしい毎日を ちゃんと生きてね 世界から見れば小さな私でも 私の中の私は全部なんだ 大切にされたいの 今日も空は奪っていった あ…

フィルム

心の片隅にあるいつかの笑顔 オレンジを覆うグレー そういうことなんだろう。 散った感情は落ち葉と一緒に踏み潰されて 切った同情は弱いんだって認めたくなくて 静止画になった笑顔は もう動きやしないんだって いつかモノクロになっても 愛し切れるかわか…

意志

泣きたいときがこれからも 何度も何度もあるかもね なりたい自分を見失う ずっとそれも続くのかな 世界が逆回転して 君の涙が止まらなくなる 願いが逆流をして 今も明日に向かっている 雲が知らぬ間に流れていく 私もあんなんでもいいのかな 紐が知らぬ間に…

Before

夢は高く 空は高く 「届かない」くらいがちょうどいいんだと 道は狭く 誰もいなくても 一人でも進まなくちゃね 輝くものばかり横目に移ってしまう 浅はかなばかり まだ私は真っ青だ 夢を甘噛みして逃げるくらいなら 砕け散ってでも立ち向かえたのなら 帰りた…

後れ毛

頬を撫でるような風が嫌い 頬を殴られようがまだいいな 嫌いになる理由ならばあるのに 今日も嫌えずに日が暮れたよ 歪んだ心を埋めるように 解けた気持ちを留めるように 結ってみたポニーテールには 揺らいでも揺らいでも ここに居れると思っていたんだ はみ…

帰り道

下り坂 帰り道 光る街 「きれいだね」 やっと言えた言葉 縋り付いた 細い糸 痛い傷 「もういやだ」 やっと言葉になった 息を止めていた方が楽なのに 意味がわからない方が楽なのに 求められることを求めて 正しい方へ無駄に進もうとする 「きれいだね」って…

いくまえに

青空に透けたこの手の平 白い月までも遠くない 右往左往もしない毎日 青空へ抜けて溶けて行った 愛しい帰らぬその魂 ずっと会おうとしていたけど やっと会えるね 紡いだ言葉も届けずに死んだ 謳った青春も絞り粕になった 明日も明後日も明々後日も 星が舞い…

わかってほしくても

遅咲きでも季節外れでも 花が受け入れられるような 私もそんな風に在りたかった 遠かったから 見えないふりをしてみた いい訳なんてさ 幾らでもできると信じて 遅かったから 知らないふりをしてみた 嘘の一つくらい 彼奴はどうせわからないでしょ 歌ってみて…

白くて青い

静寂を破った声は確かに正義の心だった 正義を嫌う悪が黒く染め上げて 混ぜ込んで何もなかったみたい 白い青いような声が 心の奥底まで沁み渡っていったのも それなのに素直にうなずけなくて 飲み込まれたのも 私だけ? 都合のいいように多数派に 掻き消され…

優しさ

有名な人みたいに 優しくて大きくはなれないな 優しさなんて瞬き 空想の話のように うまいこと行くことなんてないな 愛しさもまた瞬き 貢ぐような時間 削るような気持ち 無くなったものすら思い出せない 優しさってなんだろうって 何度も思ったけれども 型が…

このまま

「晴れてる日は泣けないな」 なんて君は言うけれど 泣きたいときに泣いていいんだよ 君の涙を誤魔化す天気ではないけれど アスファルトは君の涙を受け止める 意志のありかを見つけるほど強くはないけど 明日会えると期待して眠りにつく 雲間から差し込んでも…

うまく

うまくいかなくても頑張れる人は強い人 うまくいかないと逃げる私は弱いんだ 暮れた夕陽を探しに 彷徨った海岸沿い 熟れた果実を探しに 歩き回った何処かの道 夕陽は見つかりやせずに 果実も熟れたりしてない 逃げてもいいと誰かに言われたから 逃げてみてい…

淋しがり

君が泣いていたから 僕はその真似をしただけさ 離れ離れなんてこれっぽちも怖くはない 君は僕の目すらも見れずに泣いている 僕は君を覗こうともできなかった 寄り添うほど簡単で難しいことはない 愛想尽かされればもう恥ずかしいくらい 意味もなく呼び合う名…

人熱

北風がわびしいほどに 熱を奪っては消えていくんだ 今はたださびしいほどに 負った傷を見つめるだけなんだ 空っぽな両手を擦り合わせれば 少しはあのときみたいに 温まるかななんて期待をして 勝手に喚きたくなっているんだ あのとき吐いた息も居場所を失く…

ナニモノ

曇った空を引き裂くような 積もった闇を取り除くような 革命とやらは今日もないな 変わったもの見つけるような 鮮やかなものがあせてくと 気付いたって話 馬鹿になれない馬鹿が多い 恋に恋するアホも多い 意味なきものに意味を求める 愛なきものに愛を求める…

シルエット

私が描いたあなたは こんなにも輪郭がぼやけてしまっている 私が愛したあなたは こんなにも大切な存在だったのにな あなたに好きだと歌うように言われたものは 私の影だった あなたが好きなのは私じゃない あなたを好きだと唸るように言った私も 私の影だった…