かぽの、のんびり作詞blog~

出汁の出ないとんこつ事、かぽが少し背伸びをしてるけど、どこかかぽらしい、そんな詞をお届けします!また、引用・転載はお断りいたします。

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

うまく

うまくいかなくても頑張れる人は強い人 うまくいかないと逃げる私は弱いんだ 暮れた夕陽を探しに 彷徨った海岸沿い 熟れた果実を探しに 歩き回った何処かの道 夕陽は見つかりやせずに 果実も熟れたりしてない 逃げてもいいと誰かに言われたから 逃げてみてい…

淋しがり

君が泣いていたから 僕はその真似をしただけさ 離れ離れなんてこれっぽちも怖くはない 君は僕の目すらも見れずに泣いている 僕は君を覗こうともできなかった 寄り添うほど簡単で難しいことはない 愛想尽かされればもう恥ずかしいくらい 意味もなく呼び合う名…

人熱

北風がわびしいほどに 熱を奪っては消えていくんだ 今はたださびしいほどに 負った傷を見つめるだけなんだ 空っぽな両手を擦り合わせれば 少しはあのときみたいに 温まるかななんて期待をして 勝手に喚きたくなっているんだ あのとき吐いた息も居場所を失く…

ナニモノ

曇った空を引き裂くような 積もった闇を取り除くような 革命とやらは今日もないな 変わったもの見つけるような 鮮やかなものがあせてくと 気付いたって話 馬鹿になれない馬鹿が多い 恋に恋するアホも多い 意味なきものに意味を求める 愛なきものに愛を求める…

シルエット

私が描いたあなたは こんなにも輪郭がぼやけてしまっている 私が愛したあなたは こんなにも大切な存在だったのにな あなたに好きだと歌うように言われたものは 私の影だった あなたが好きなのは私じゃない あなたを好きだと唸るように言った私も 私の影だった…

迷信

私だってずっとずっと笑って いたいだなんて思っているはずなのに 明日だってきっときっと来るって 信じてたいと思っているはずなのに 憂鬱を空に蹴っちゃって 明日はもしかしたら晴れるかな 占いに流される日々 どうしてこんな目に? 今日も1位だったはずな…

コエ

辛いこと泣きたいことばかり 道端に転がっていて 誰かが優しさで拾うのに その人が苦しむんだ 頑張れよとか甘ったれんなとか 私は青空まで頑張った 頑張ったって泣いてみたって 大気圏につっかっかって 私はまっさかさまに落ちていく 褒められたかった 励ま…

2分の1

小鳥も貴方と歌を歌って ご機嫌だよ 大人になること 近づくことが少し怖い 耳を澄ませば今も聞こえるはず 誰かの叫び 誰かの思い 貴方の歌 恐怖も力になるさ いつかはみんな味方になる 震える脚も 凍える指も 明日は思い通りになるはず 私の心も体も 大人に…

lifE

”会いたい”なんて言えないし ”会えない”なんて愚痴れないし 北風と優しさが肌に沁みた ”泣きたい”なんて言えないし ”泣けない”なんて当たり前だし 北風が何かを置いていったなら 忘れること忘れたことに囲まれて それでも走る それが人生とやらなのかな 愉し…

眠れたら

デスクライトだけが 輝いている部屋 何も掴めやしなかった手で顔を覆う 時計は一周二周と回って 私はきっと一生好かれない あのときの自分と睨めっこ けれど睨まれるばかりで それもそれで惨め過ぎて 枯れた涙がまた溢れる もう今日は寝ようかななんて いい…

13さい

背伸びをしないと 踵を踏まれて転んでしまうから もうそろそろまた一つ年を取る 大人に何てこれっぽちもなれなさそう ああこの頃”あと少し”とよく言う 届かないものばかり夢を見ているだけ 自分の口から出た言葉さえも 悲しくさせるから 気付いていけばいい…

嫌なのに

教え込まれた公式も 誰かが唱えた常識も 覚えたくて憶えたわけじゃない 今日も孤独なだけため息も 明日もそうでも、もう別にいいと 思ってしまいたくはなかったのに 昇降口からも聞こえる 一人じゃないと信じたい証しの掛け声 どうしてもっとうまく嘘をつけ…

風はもうすっかり冷たくなったのに 夕陽はまだこんなに温かい 朝は息までも真っ白になっていて 空気はもうあの時と違う 何かに逆らいたくて 放課後の空っぽの廊下 なにか刻みたくなって 誰かに愛されたくて 帰り道石ころけっぽって なにか忘れたくなって 大…

三つ葉のクローバー

今まで一人で生きてきた記憶なんてない 誰かの幸せだって僕も願いたい 自分が幸せにする力を持っていないけれど きっと僕にだってできる ことくらいはあるんじゃないか 初めましての人を幸せにするよりも 今日も明日もずっといてほしい君を 魔法みたいな力が…

下書き

貯まった下書き まだ何一つ送れていやしない 余った時間は 本当は余っていやしなかった 伝えたい事がこんなにもあるのに 何一つ届けていないなんて 何かもったいない気がした 最近元気?今日は楽しかったの! こんな内容ならいらないよな 別にあなたが私を無…

飛べれば

あの時よりも12㎝くらい伸びた髪 風で乾いた涙の跡が まだ頬に残っている あの時からしばらく話せずにいた君に 風が何か届けてくれないかな どうして忘れられない すれ違ったとしてももう気づけないかもね 空飛ぶ円盤に乗ってでもどこか行きたい すりあって…

バスは

時刻通りに来たバスに揺られて 見慣れた道路を見下ろす 知らないところに変わっていくことが 怖くなって眠りこけた 終わっていない数学の課題 リュックに適当に詰め込んで 変わっていない僕の頭を ポケットにぐちゃぐちゃに丸めて 僕は変わりたいけれども こ…

老廃物

いつもより痛いくらいで マッサージをしても流れない カラダじゃなくてココロの 不要物をどうにかしたいのに きれいになんて、なれなくても 気を紛らわせれば構わない いいところなんて思いつかないのに 楽しかったことは どうしてこんなに思い浮かぶんだろ…

悩みうた

理由がないわけない 言いたくないだけなんだ わかってもらえないのにいう意味を 見出せない 椅子が残っていない 一人になりたくないんだ 焦ってみても走ってみても息も できないくらい 努力の見返りを求めて見たけれど どこにもその証がないから 地球は丸く…

パーカー

少し大きいパーカー ポケットに手を突っ込んで もう、温めてもらえない手を温める 少し大きいパーカー フード思い切り被って もう、少しでも泣き顔を見られないように 上を向いて歩こう、それでも溢れるものは溢れるんだ 前を向いて下を向いて歩いても、悲し…

終りょう想い

湿ったアスファルト 光らすヘッドライト 車窓の向こう側を眺めるだけの君 言うべき言葉を見つけられなくて 向かうのは明日ってことしかわからない 当てのない負の感情が いつしか誰かを傷つけていたのかな 汗もない努力と言えぬ 頑張りとやらが明日を作って…

コーヒー

背伸びをして飲んでみたブラックコーヒーは 私にはまだ早いみたい 映りこんできたむかしのことを 急いでミルクとお砂糖で濁したんだ 飲み切ったときに結局 見えてしまって悲しくなって 終わった時にやっぱり 無くなってって切なくなって ブラックコーヒーは…

月の光

胸の内に秘めておいたはずの月の光 喉元まで逆流してきたんだ 上を向いて歩くけるはずなんてないんだよ 前も下も向いていいところはない 握りしめていた、見られたくなかった ”大切なもの”とかいうやつが 自分が潰そういたことに 今更ながら気付いたんだ 交…

神無月

指先掠った秋の端っこ 気付かないふりして手を引いても 纏わりついてきたんだ 爪先立ちで歩いてみている 少しでも大人になりたくても 無理なことは知ってたんだ 後出しじゃんけんみたいな青春 遅咲きあじさいみたいな青春 少しずるくてけれど美しいような こ…

シャーペン

書き出しの言葉も思いつかないけれど シャーペンの芯を少しだけ出してみた 会いたいと言葉で伝えられないけれど カーテンの向こうのどこかにいる君を想う やっとのことで書き出した ぎこちの無い文章は震えてて 気持ちは伝わらなそうです 思い出し笑いがある…

ルービックキューブ

見当たりやしない模範解答 確かにピースは全部揃っているのに 奇麗に並ばない 時間が過ぎていく 明日を想うほど余裕がないんだ 涙に気付くほど暇じゃないんだ 何となくで当てはまっているのに 何か違うような 汚い柄が露わになっている 模範解答からはみ出る…

嫌われピエロ

”君にしかないもの” そんなものは最初からなかった けれども君の持っているもの すべて持っているのは他に誰もいない 空中ブランコの上から ふわふわふわふわ見下していた 自己中心的発想から ぐらぐらぐらぐら見渡していた 僕はブランコから落ちて大怪我 嫌…

神様なんて

陰で頑張っていた けれども神様も見ていなかった だから報われなかったんだ 私の精一杯は泡となって消えていく 君の声は私の心に響いて残っているのに 予定通りに進まなくて それでもやりぬいたつもりだった どうせ私が悪いんでしょ ああ、天から突き離され…

empty

諦め色に染まったグラウンドは 息をもうしていない 夕陽に染められるしかもう色を持てない 苦労の証だけが染みついていたTシャツ 苦労した私だけが悲しんでいた現実 夕闇の中に光る星みたいに 私はなれないんだけど ベースのあの黒い部分のどこかにはなりた…

枕詞

「そろそろ」という枕詞を言いかけたところで 私は知っていながらも 別の事をしゃべりだしてしまう きっとこういうところなんだろうな 褪せた過去を手でさすって 少しでも温まらないかなって さすっていた手までも凍りそうになった 「そろそろ」お別れの時間…