2018-10-02 枕詞 作詞 「そろそろ」という枕詞を言いかけたところで 私は知っていながらも 別の事をしゃべりだしてしまう きっとこういうところなんだろうな 褪せた過去を手でさすって 少しでも温まらないかなって さすっていた手までも凍りそうになった 「そろそろ」お別れの時間ならば 別れを失くせばいいじゃないの 身勝手な言葉が不意に 口から溢れ出ていった いちいち電話をしなくてもいいよ 手を振ることがなくなれば 見当たらない言葉をついに 見つけてしまった時は ちゃんというからさ、言えるときに