ショートカット
私、ある日聞いてみたの
「ロングとショートどっちが好き?」
貴方があまりにも俯いて
「ショートかな」っていうから
ずっとずっとロングだった私には
短すぎるのは難しくて
きっときっとこれくらいでもいいはず
中途半端な長さが苦しくて
ねぇ、私知っちゃったんだよ
貴方の隣にいたのは綺麗なロングヘア
ねぇ、明日になったときには
貴方のことをちゃんと忘れられてるかな
私、ある日聞いてみたの
「どうせ、本命もらえないんでしょ」
義理という肩書きを持たせて
貴方に私の想いを頬張って欲しかった
今年は貰えるからってピースサイン
私はあげちゃいけなんだというサイン
溶かして固めただけの愛
だけれど何よりもずっと固い
私、ある日決めたんだよ
貴方の好みのためじゃなくて
ショートカットにすることを
中途半端なんかじゃない