消えてしまえば

　嫌なことと　嫌いな人に

　囲まれる毎日で

　愛想ふりまくことに

　気を配る毎日で

　生きてる心地がしなくても

　殺されないように今日も笑う

　言われた通りにしかできないスピーカー

　言われたこともできないくせにクレーマー

　有難くもない励ましを蹴る

　「世界は悪くないよ」って

　誰かが言っていたけれど

　明日なんていらないんだ

　「未来はもう来ないよ」って

　いつか言われるんだろう

　その時に限って愛しいものが浮かぶんだろう