2018-10-20 嫌なのに 教え込まれた公式も 誰かが唱えた常識も 覚えたくて憶えたわけじゃない 今日も孤独なだけため息も 明日もそうでも、もう別にいいと 思ってしまいたくはなかったのに 昇降口からも聞こえる 一人じゃないと信じたい証しの掛け声 どうしてもっとうまく嘘をつけないんだろう すり抜けるように駆け抜けたいのに どうしてもっとうまく生きていけないんだろう 誰にでもいい顔をしているだけだ 嫌だ、なんていったって 頭にこびりついて繰り返されていって 悲しくなるだけだ