誤答
板書にない正解を探すような毎日に
もう、私は飽き飽きなんだよ
窓ガラスの向こうには活気のない
季節の終わりの景色
暗号のような数字との格闘の毎日に
どう私は踏ん張ればいいんだよ
「あと少し」とかそんなウソを求めてない
嗚咽で今が終わってしまいそう
否定できない悪口に
本当は私だって泣いているんだよ
”君だから言ってもいいと思った”って
私をなんだと思ってるの
平和ボケしているせいで世界が狭いんだ
雨よりも喧嘩よりも切ないことがある
黒板にもテキストにもないけれど
私だって知っている
私は必要とされていなくて
頑張っても意味なんて生まれなくて
消えた季節を惜しむ日々に別れれば
窓ガラスの向こうは晴れ空なのかな