夏休みの最後に終わることを惜しみながら書いたもの
嗚呼、もう終わるんだと
そう、気付いた一秒目は
何かを探しに行くようにさ
死んでいったんだよ
望んだものを手に入れられなかった
進んだ日々が今日の明日の
”何か”に変われたら
爪の先で確かめるように
指の腹で頬をつつくように
優しくしていたって
深くなればそのうち痛みを感じる
貴方の声以外が雑音に聞こえた
いつかきっと、なるとは思っていた
命を削りあうようにしか
一緒に居られないのであれば
別に、それでもいいよ
嗚呼、もう終わるんだよ
そう気付けた一秒目は
何にも変えられないんだよ
もう遅いから。