かぽの、のんびり作詞blog~

出汁の出ないとんこつ事、かぽが少し背伸びをしてるけど、どこかかぽらしい、そんな詞をお届けします!また、引用・転載はお断りいたします。

2018-01-01から1年間の記事一覧

三つ葉のクローバー

今まで一人で生きてきた記憶なんてない 誰かの幸せだって僕も願いたい 自分が幸せにする力を持っていないけれど きっと僕にだってできる ことくらいはあるんじゃないか 初めましての人を幸せにするよりも 今日も明日もずっといてほしい君を 魔法みたいな力が…

下書き

貯まった下書き まだ何一つ送れていやしない 余った時間は 本当は余っていやしなかった 伝えたい事がこんなにもあるのに 何一つ届けていないなんて 何かもったいない気がした 最近元気?今日は楽しかったの! こんな内容ならいらないよな 別にあなたが私を無…

飛べれば

あの時よりも12㎝くらい伸びた髪 風で乾いた涙の跡が まだ頬に残っている あの時からしばらく話せずにいた君に 風が何か届けてくれないかな どうして忘れられない すれ違ったとしてももう気づけないかもね 空飛ぶ円盤に乗ってでもどこか行きたい すりあって…

バスは

時刻通りに来たバスに揺られて 見慣れた道路を見下ろす 知らないところに変わっていくことが 怖くなって眠りこけた 終わっていない数学の課題 リュックに適当に詰め込んで 変わっていない僕の頭を ポケットにぐちゃぐちゃに丸めて 僕は変わりたいけれども こ…

老廃物

いつもより痛いくらいで マッサージをしても流れない カラダじゃなくてココロの 不要物をどうにかしたいのに きれいになんて、なれなくても 気を紛らわせれば構わない いいところなんて思いつかないのに 楽しかったことは どうしてこんなに思い浮かぶんだろ…

悩みうた

理由がないわけない 言いたくないだけなんだ わかってもらえないのにいう意味を 見出せない 椅子が残っていない 一人になりたくないんだ 焦ってみても走ってみても息も できないくらい 努力の見返りを求めて見たけれど どこにもその証がないから 地球は丸く…

パーカー

少し大きいパーカー ポケットに手を突っ込んで もう、温めてもらえない手を温める 少し大きいパーカー フード思い切り被って もう、少しでも泣き顔を見られないように 上を向いて歩こう、それでも溢れるものは溢れるんだ 前を向いて下を向いて歩いても、悲し…

終りょう想い

湿ったアスファルト 光らすヘッドライト 車窓の向こう側を眺めるだけの君 言うべき言葉を見つけられなくて 向かうのは明日ってことしかわからない 当てのない負の感情が いつしか誰かを傷つけていたのかな 汗もない努力と言えぬ 頑張りとやらが明日を作って…

コーヒー

背伸びをして飲んでみたブラックコーヒーは 私にはまだ早いみたい 映りこんできたむかしのことを 急いでミルクとお砂糖で濁したんだ 飲み切ったときに結局 見えてしまって悲しくなって 終わった時にやっぱり 無くなってって切なくなって ブラックコーヒーは…

月の光

胸の内に秘めておいたはずの月の光 喉元まで逆流してきたんだ 上を向いて歩くけるはずなんてないんだよ 前も下も向いていいところはない 握りしめていた、見られたくなかった ”大切なもの”とかいうやつが 自分が潰そういたことに 今更ながら気付いたんだ 交…

神無月

指先掠った秋の端っこ 気付かないふりして手を引いても 纏わりついてきたんだ 爪先立ちで歩いてみている 少しでも大人になりたくても 無理なことは知ってたんだ 後出しじゃんけんみたいな青春 遅咲きあじさいみたいな青春 少しずるくてけれど美しいような こ…

シャーペン

書き出しの言葉も思いつかないけれど シャーペンの芯を少しだけ出してみた 会いたいと言葉で伝えられないけれど カーテンの向こうのどこかにいる君を想う やっとのことで書き出した ぎこちの無い文章は震えてて 気持ちは伝わらなそうです 思い出し笑いがある…

ルービックキューブ

見当たりやしない模範解答 確かにピースは全部揃っているのに 奇麗に並ばない 時間が過ぎていく 明日を想うほど余裕がないんだ 涙に気付くほど暇じゃないんだ 何となくで当てはまっているのに 何か違うような 汚い柄が露わになっている 模範解答からはみ出る…

嫌われピエロ

”君にしかないもの” そんなものは最初からなかった けれども君の持っているもの すべて持っているのは他に誰もいない 空中ブランコの上から ふわふわふわふわ見下していた 自己中心的発想から ぐらぐらぐらぐら見渡していた 僕はブランコから落ちて大怪我 嫌…

神様なんて

陰で頑張っていた けれども神様も見ていなかった だから報われなかったんだ 私の精一杯は泡となって消えていく 君の声は私の心に響いて残っているのに 予定通りに進まなくて それでもやりぬいたつもりだった どうせ私が悪いんでしょ ああ、天から突き離され…

empty

諦め色に染まったグラウンドは 息をもうしていない 夕陽に染められるしかもう色を持てない 苦労の証だけが染みついていたTシャツ 苦労した私だけが悲しんでいた現実 夕闇の中に光る星みたいに 私はなれないんだけど ベースのあの黒い部分のどこかにはなりた…

枕詞

「そろそろ」という枕詞を言いかけたところで 私は知っていながらも 別の事をしゃべりだしてしまう きっとこういうところなんだろうな 褪せた過去を手でさすって 少しでも温まらないかなって さすっていた手までも凍りそうになった 「そろそろ」お別れの時間…

思い出話

思い出話をした思い出話を 今よりも声がしわがれた頃に 隠せたつもり隠し切れていない 思いも添えてしたいな あのときはごめんねって 今の事も笑いたいのに 後の祭りになる前に 台詞を忘れるその前に 関わっただけの他人に私はなりたくない 通らない声は沈黙…

gUstAr

「自分を愛さなければ、 誰にも愛されない」らしいけれど 誰かに愛されなければ 自分を愛せないんだよ 馬鹿にされることが当たり前になって マイクを渡されたって 叫べることもないから ぼそっと「ごめんね」って 粗を探すことばかり夢中になって 愛想を尽か…

プラグ

部屋の隅っこにある プラグの穴が 私たちに一瞬見えてしまった けれどももう、違うんだったね わかっているからね 二人でいれば何でもできる 一人でいる時よりもずっといい 光っていられるなんて思ってた 停電したと過充電がなくなった くらいならきっと取り…

嫌われたくは

”あの子はあんたのこと、嫌いらしいよ” そう言われたときにむず痒くなったんだ ”私もあの子のこと、嫌いだからさ” 振り絞るような声は なんだか情けなかった 嫌わない約束も保証もないんだし 好きに嫌えばいいんだ 仲良く何てなりたくない 喧嘩は面倒だし し…

天気雨

湿った袖を秋風に通せば きっと早く乾いてくれるでしょう 決まったことに口を出してしまえば 私はただの悪役なんでしょう 誰にも気づいてもらえないで 天気雨になってしまうなんて 私はそんなふうになりたくなかったのに 首を横に振れなかっただけで 濡れた…

マイペース

寝相が悪い 寝坊が多い いつも私の3歩前を歩く姿 眺めるだけの君の背中 本当にマイペースなんだから 眠いときは少し声が低くなる うれしい時は耳たぶを触る 鶏冠みたいにある寝癖も 誰よりも大切に思っているんだ いつか夢に見たモーニングコール いつかきっ…

不発弾

まだ終わってない、そう唱えた人も 空を飛びたかった 宇宙を見てみたかった 叶わずに終わるなんて知っていても 気にしないふりをしてた 愛を叫びたかった 夢中にさせたかった 震えずにどうやって進んでいけばいいの 嘘で削られた身ではもう飛べないみたいで…

㎜単位の勇気も貴方は魅せてくれなかった キリなんてなかったけれど好きだと言って欲しかった いつも否定から入る癖とか 時々ネガティブになってしまうとか ため息で曇った窓ガラスの向こう 答えはきっとあるはずなのに もう見えっこないじゃないの、 1㎜で…

勘違い

別に勘違いしていたわけではない 自分が何かを持っているなんて 思ったことはないから 切ない気が何となくしただけなんだ 時分を恨むだけの日々なんて 欲しくもないものだから 見下す事で空いた隙間を居場所と呼んでた 本当は私の方が弱いんだって 否定はで…

立ち漕ぎ

数えきれぬほどダメだと言われたこと ついに僕は初めてやったあの日 いつもより少し高くなった景色 不意に僕は恐怖を忘れたんだ あの坂でもすぐにてっぺんまで 行けるような錯覚に陥って 転ぶなんて盲点 怪我なしなんて偶然 いくつ傷を作ってかさぶたまみれ…

突っ走れば

未完成 運命線 曖昧感 失望感 0前後の行き来に疲れ果てたんだ 不完全 感情線 劣等感 疾走感 走っても無意味だけれどできっこないけど 殺風景なこの部屋を どうにか飾ろうとしてみても 奇麗になんかならないのと同じさ 人生短くたって 気持ち隠せなくたって …

報い

”努力は報われる”誰かが言っていた 私の努力はどこに消えたんだろう 何もしていないのに何かが実る人がいた 私ばっかり、なんて思っちゃっていたよ 才能とか前世の行いとか そういう事で今、何かが欠けているのなら 来世のために頑張りたいな 報われること報…

子供です

遠ざかった 遠ざかった 見えなくなる ”思い出”に変わってしまうのはいや 通り過ぎた 通り過ぎた 秋の風は 夏を引きずるみたいだったから 期待に応えられなかったかのように 夕陽はこっそり沈んで 夏からまた一つ遠くなってしまう 未来に希望を持てなかったか…