「実は」の解説
何も知らないで笑う人たちに
紛れて私も笑ってみるけど
本当は知っている、嫌なくらいに
(本当はちゃんと知っているけれど、何も知らない人たちと同じように馬鹿にするように笑っている私。)
あなたは何も知らなかった
私も何も知らなかった
それで終わらせられたらいいのにね、だなんて
(「あなたも私も知らなかった」そういう風に逃げられたら良いな、という願望)
どこから言えばいいのか、わからなくて
つっかえた言葉に隠れなかった想い
(言葉の切り口が見当たらなくて、つっかえていて何も言い出せなかったけれども、そんな意味のなさそうな言葉にも動揺などが隠せなかった。)
踏み出したら何かをつぶしてしまいそうで
何も言えなかったけれども
ハッピーエンドなんてないことくらい
この年になれば実はもう知っている
(何かアクションを起こしたら地雷を踏みそうで、何もできなかったし言えなかったけど、良い方向に向かわないことくらいこの年になれば実は知っている)