かぽの、のんびり作詞blog~

出汁の出ないとんこつ事、かぽが少し背伸びをしてるけど、どこかかぽらしい、そんな詞をお届けします!また、引用・転載はお断りいたします。

水彩画

 一瞬で広がった淡い色

 名前を持てないあるかないかもわからない色は

 ないものにされてしまうんだよ

 

 この世界は物であふれていて散らかっているからさ

 少しでも省こうと必死なんだよ

 私もその群れの中にいるんだろう

 

 滲んで滲んで、他の人に交じって

 馴染んで馴染んで、ほらもう私じゃなくなった

 

 

 声にないものを補うために

 色が生まれたのだとしたら

 どちらもない私は何として生きるんだよ

 見えない聞こえない、あの時殺されたんだろう

 

 求められることを求めてはいないけどさ

 誰かの心の中ではせめて生き続けたい

 

 私の色は何もかも混ぜた色だから