「好き」ってなんなの
日常に紛れるようにあった
その一つの言葉は
誰もが簡単に言う「好き」って言葉だった
今日もたくさんの物がなくなったのに
雲は何も知らずにのんきに流れる
そうだ、たくさんの言葉を貰ったのに
今は愛もわからずにただ逃げている
忘れたいけど、忘れたくない
そんな矛盾に私の心は挟まれて
私は擦り減っていったんだけど
あのときの気持ちが今でも忘れられないんだよ
何気ない一言だった「好き」という言葉が
好きって言う気持ちは陽だまりの中で
温かく生まれたんじゃないんだろう
きっと暗闇の中で一つのものを信じて
裏切られても信じたくて
「好き」って生まれたんだ
私の中の「好き」って言葉も
無くなりそうだけど、雲は流れた