貴方の誕生日を掲げたナンバープレートの車を
見るたびに泣きそうになるのは気のせいだから
見るたびに切なくなるのは自分のせいだから
綺羅めく街は昨日よりもぼやけて見えるようになっていく
輝く瞳は思考のすべて乱していくから嫌いになっていく
募った思いがいつしか自分にのしかかって
今こんなにも苦しいだなんて
本当に私って
馬鹿だね
今日は俯いてでもいい、悲しみをすべて流して帰っていこう
私には帰る家があって、待ってる人がいる
それが貴方ではないってだけの事だから
いつもと違う帰り道
あの車を見たら、もう止まらないだろうから