なんか今日花火あったっぽい
あのときの花火の火花が私に
降りかかってきた
肌を刺す、ただ焦らす
その痛みが
いつもと同じ笑い方の君と
いつもよりぎこちなく居座る私
まだ少し一緒にいてもいいかな
あと少し一緒にいさせてほしいな
そのときの言葉の火花が私に
のしかかってきた
胸を突き刺す、涙誘う
あの痛みは
花火の光と音のように
タイミングなんてきっとなかなか合わない
だけれどいつしか近づいていけば
私と君は分かり合えるから
「あの花火、きっと菊だよ」
君は赤い菊の、黄色菊の
花言葉を知らない